スタッフの大河内です。
暖かくなってきたので、お天気の良い日は運動不足解消にウォーキングをしています。
家から5kmほどのところに古い氏神神社があり、往復10kmの道のりを早足で歩きます。
氏神神社の境内にはご神木の大銀杏、 桜、大きな椿の木があり、季節が移り変わっていく様子が見られて、とてもきれいです。
少し前、まだ桜が2~3分咲きのころ、椿は満開で木の下にはたくさんの花が落ちて、赤い絨毯のようになっていました。
それを見て、ある小説の場面を思い出しました。
私は葉室麟さんという時代小説家が好きなのですが、その作品のひとつに「散り椿」というのがあります。
映画化もされています。
この小説の中に、立派な椿の木とそこからほろほろ落ちて絨毯のように広がる花の描写があり、それがとても美しくて印象に残っていました。
境内の椿の木を見て、その場面を思い出し、とても感動しました。
残念ながら葉室麟さんは2017年に亡くなられましたが、まだ読んでいない作品もあるので、また読みたいと思いました。
(2021/4/19)