『ストーブ列車の旅』スタッフ日記 Vol.363

スタッフの川井です。

年末年始、青森の実家に帰省して初めて「ストーブ列車」なるものに乗ってきました。
弘前からJR線で五所川原駅に行き、そこから私鉄の「津軽鉄道」へ。

通称「津鉄」の始発駅は超満員。

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乗車券とストーブ券を購入して、改札を抜けホームへ急ぎます。
全席自由席なので、乗車したらストーブ前の特等席はあっという間に埋まってしまいました。

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古くて風情のある車内。床は昔の学校の床板みたいな木の板張りです。
ガイドさんがスルメを売りに来て、飛ぶように売れていました。
買ったスルメは早速ストーブの上へ。
火傷したら危ないので、焼いてくれます。

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列車は各駅に停まりながら、視界の開けた雪景色の中を走っていきます。

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太宰の故郷、金木駅に着くと、半分以上のお客さんが降りていきました。私達はスルメ片手に燗酒を飲みながら、のんびり終点まで。
因みにこの辺りは、金木以外で降りても何っっにもありません。

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「10年以上前に香取慎吾がペインティングした列車がコレ」とか、「ストーブ列車のストーブで焼き肉焼いて怒られた乗客がいた」など、ガイドさんがイイ感じの訛りで、地元の色々を途切れなく話してくれました。

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ストーブの燃料は石炭、火が弱くなると、車掌さんが燃料をくべに来ます。
そういえば私も、小学校の頃は学校の教室の教壇の横に石炭ストーブがあって、日直の時には石炭小屋に行ってこんな鉄バケツで燃料運んできてたなぁ、と思い出しました。

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列車は40分かけて「津軽中里駅」へ到着。帰りはここから折り返しの列車で、金木に寄って斜陽館(太宰治の生家)を見て帰りました。

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因みに、
「日本最北の私鉄」とあるので、北海道には私鉄が無いのか?と気になり調べてみたところ、釧路にある貨物専用駅を除けばやはり北海道には私鉄が無いそうです。憧れのストーブ列車、北の風情を満喫した楽しい旅でした。