「弾丸!沖縄一人旅」スタッフ日記 Vol.263

スタッフの大窪です。12月の15、16日一泊二日の弾丸で沖縄一人旅に行って来ました。
今回私がどうしても沖縄に行きたかったのには理由があります。

以前から民藝の器が好きで、各地の器を購入しては自己満足を得ていましたが、やはり、現地に赴いて購入するのが窯元価格で安いのです。

沖縄の民藝の器は、やちむんと呼ばれ、ずっしりとしていて柔らかい雰囲気の素敵な器です。
もちろん、沖縄で購入すると、こちらで購入するよりは安くなりますが、なんと年に4回、そのやちむんの陶器市というのが読谷村の北窯で開催されています。

そのうちの3回は業者さんやお店の方々向けで、年末のこの1回のみ、一般公開されているのです!!!
この陶器市を逃すわけにはいかない!!!というわけで、その日程に合わせて旅行を決心しました。

旅行当日。沖縄の冬は雨が多いのです。
もちろん、その日も雨。沖縄やからと薄着で来たのにちょっと寒いなと思いつつ、レンタカーを借りて、まずは沖縄そばを食べに、そば街道へひた走ります。
那覇市から2時間くらいかけてやっと目的の、きしもと食堂に到着。
沖縄そばとジューシー(炊き込みご飯のようなもの)を。あぁ、めっちゃ美味しい。

お腹もいっぱいになったところで次は美ら海水族館へ。


水槽のすぐ横のカフェでジンベイザメとマンタに大感動。ちょうど水槽の真横の席が空いていて、顔のすぐ横を魚たちが泳いでいきます。最高。

ジンベイザメの写真を20枚くらい撮っていました。

翌日は、待ちに待った陶器市!
やちむんの里へ!
前日が雨だったので、地面はぐずぐずでした。しかしそんなことは関係ありません。楽しみすぎてオープン直後に行った為、人はまだ少なく見放題でした。
値段は…安い!!超安い!!破格!!陶器市!!
あれもこれも!あれもこれも!!

ひょっとすると、私はお店の人か何かかな?と思われたのではないでしょうか。それくらいものすごい勢いで購入していきました。

最後に、やちむんの中でも「赤絵」という種類の器、北窯の作家・松田米司さんの窯元のところへ。

赤い釉薬は低温でしか発色しないため、赤い色を表現するために、2度焼かれます。
一度めの焼成は、緑や飴色の絵付けを施し、登り窯で焼成。
そして、赤色の絵付けで絵を完成した後、低温の電気窯でじっくり焼成。
たいへん手間のかかる工程を経て、生み出されるやちむんなのです。
赤絵の完成までに、夏窯や秋窯であらかじめ作陶し、登り窯で焼成し…と準備から完成までに約半年をかけて完成する、とても手間暇をかけた作品なのです。
「赤絵」はお正月などの祝膳や、ハレの時のお食事に主に使われる、おめでたく、楽しいうつわで、年に5回の窯出しの中でも、赤絵は年末のわずか1回のみ。
そして、北窯の工房では、松田米司さんしか赤絵を手掛けていません。極めて貴重なやちむんです。

そんな器を見にいき、一目惚れをしたひょうたん柄の器を購入。大量の器は送ることにし、身軽に帰りました。

3日後、家に巨大な荷物が…

ちょっと買い過ぎたかな。
でも、大満足。