「舞い降りた天使」スタッフ日記 Vol.34

パート2ヶ月目のKです。

我が家の軒下には、ツバメの巣がありますが、先日、その巣から二羽の子ツバメが落ちていました。

一羽はすでに亡くなっていましたが、もう一羽はいかにも私に助けてと言わんばかりに、大きな口を開けて訴えていました。

もちろん、一羽は埋めてあげて、もう一羽は家で育てることにしました。

↑家で育てることにした子ツバメ

名前は「ひな」です。インターネットで育て方を調べたり、ペットショップで聞いてみたりしてエサを選んで、結局、ワーム(芋虫の小さいのを乾燥させたもの)とあわを買って与えたところ、大きな口でパクパク…。

家族一同、感激です。目もだんだん開けていることが多くなり、日に日にかわいくなってきた5日目あたりから、少しずつ元気がなくなってきて、急激に弱ってきました。

↑エサを与えると、大きな口でパクパク食べてくれました

近くの動物病院に一日入院させて、点滴や高酸素治療をしましたが、その甲斐もなく、あっけなく息を引き取りました。

動物病院の先生は、「親鳥は弱い子どもはいらないと判断して、巣から落とすことが多いので、最初から育たない鳥だったと思います」と言われました。

人間の世界では、親は弱い子ほど手を掛けて育てるのに、自然界は厳しいです。

でも、たった一週間でしたが、我が家に天使が降りてきて、また天に昇って行った気持ちです。

「ひな…ありがとう」

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(2007.9.17)