JAF Mateより 事故ファイル「眼鏡かけていますか?」

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JAF Mateより 事故ファイル「眼鏡かけていますか?」

2010年5月発売の週社会法人日本自動車連盟「JAF Mate」5月1日号の「事故ファイル」のページで、運転免許証に「眼鏡等」の条件が付いていても、矯正せずに運転する危険性について書いてありました。

我々は、乗り物の運転に必要な情報の大部分を「目」から得ています。それゆえ、事前に危険を回避し安全な運転をするためにも最も大切な「目」を軽んじる行為は、電車や飛行機、船、そして自動車などの乗り物の種類に関係なく、自殺行為であり、かつ殺人行為であるといっても過言ではないと書いてあります。

免許取得時や更新時などにおける中型・普通免許・二輪車の視力検査の合格基準は、「視力(矯正視力を含む)が両眼で0.7以上かつ一眼でそれぞれ0.3以上、または一眼の視力が0.3に満たない、もしくは一眼が見えない者については、他眼の視野が左右150度以上で視力が0.7以上であること」と道路交通法施行規則23条で定められています。
日常的に眼鏡やコンタクトを多用している人なら問題はありませんが、視力0.7のボーダーライン付近のドライバーの中に、眼鏡使用に対する意識が希薄な人が少なくありません。
眼鏡等の条件が付いた場合、それを守ることは基本だが、運転時のみ眼鏡をかける人は、掛け忘れを防ぐために眼鏡を車内に置いておくのも良いと書いてあります。

日本産業・労働・交通眼科学会の事務局責任者でもある昭和大学医学部の植田俊彦准教授は「加齢による視力の衰えは誰もが避けられないことだ」と話しています。

視力が落ちてきたと感じたら、速やかに眼科を受診するなどして、適切な対処をすることが肝心です。