読売新聞サイトより(2)「カラーレンズで障害も」

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読売新聞サイトより(2)「カラーレンズで障害も」

2009年1月15日(木)に読売新聞のサイト内の「医療と介護・健康プラス」に、「カラーレンズで障害も」という記事が掲載されていました。
レンズに色素を入れたカラーコンタクトレンズは、瞳の色を変えたり、瞳を大きく見せたりするおしゃれ用として、若い女性を中心に使用者が増えました。

製品の多くは海外製で、度の入らないカラーレンズの多くは雑貨として扱われ、量販店や通信販売で気軽に入手できていました。
しかし、国民生活センターの調査で、雑貨のカラーレンズの中には、使用すると夜間視力が著しく低下したり、色素が溶け出して目の表面に影響を与えたりするものがあることが分かりました。

さらに、NITEが昨年まとめた調査で、目の障害が167件報告され、うち21件が失明につながる角膜潰瘍( かいよう ) などの重症例でした。

このため、厚生労働省は今年中に度なしのカラーレンズも医療機器として扱い、眼科での検査を原則とするほか、品質や販売方法の規制を行う方針です。
度が入ったカラーレンズは、すでに医療機器として扱われているますが、色素部分の酸素透過率が低下するなどの欠点があり、長時間の使用は注意が必要です。
カラーレンズだけでなく、通常のレンズでも目の障害はつきもので、日本眼科医会の調査では、目の障害を起こす人は年間、使用者の約10%にのぼると推計されるそうです。
アレルギー性結膜炎や、角膜の表面に細かい傷がつく点状表層角膜症、角膜の上皮が部分的にはがれる角膜びらんなどが多くみられました。

宇津見眼科医院(横浜市中区)院長の宇津見義一さんは「コンタクトレンズは正しい使い方をすれば安全と思われがちだが、目に異物を入れる以上、正しく使っても障害が起こる可能性がある。3か月に一度の検査に加え、少しでも異常を感じたら眼科受診を」と呼びかけています。