老眼はなぜおこる?自分でできる対策は? 

カテゴリ:目の健康 

老眼はなぜ起こるの?

調節力の低下? 
では、調節力の低下はなぜ起こるのでしょう?
加齢? 

では、加齢でなぜ調節力が低下するのでしょうか・・・?

主に2つの原因と言われています。

水晶体の硬化
年齢を重ねるにつれて、水晶体(目の中にある透明なレンズ)が徐々に硬くなります。つまりは白内障です。

若い頃の水晶体は柔軟で、近くの物を見るときに形を変えて焦点を合わせることができます。しかし、硬くなると形を変える能力が低下します。

毛様体筋の衰え
毛様体筋(目の中にある筋肉)は、水晶体を引っ張ったり緩めたりして焦点を調節します。

加齢により、この筋肉も弱くなり、水晶体を効果的に調節する能力が低下します。

 

老眼を完全に治す方法はありませんが、改善するためには、以下の方法を試してみましょう。

 

  1. 目の疲れを減らす
    • 適切な照明:読書や作業をする際には十分な照明を確保します。
    • 休憩を取る:長時間の近距離作業やコンピュータ使用の際には定期的に休憩を取り、遠くを見るようにします。20-20-20ルール(20分ごとに20フィート(約6メートル)先を20秒見る)を実践すると良いです。
  2. 適切な栄養摂取
    • ビタミンと抗酸化物質:ビタミンA、C、E、ルテイン、ゼアキサンチンなどの目に良いとされる栄養素を摂取します。これらは緑黄色野菜や果物に多く含まれています。
    • オメガ-3脂肪酸:魚やナッツ、シード類に含まれるオメガ-3脂肪酸も目の健康に良いとされています。
  3. 目の保護
    • 紫外線からの保護:外出時にはサングラスを着用し、紫外線から目を保護します。
    • ブルーライト対策:スマートフォンやコンピュータの使用時にはブルーライトカットのフィルターや眼鏡を使用します。
  4. 生活習慣の改善
    • 禁煙:喫煙は目の健康に悪影響を与えるため、禁煙を心がけます。
    • 適度な運動:運動は全身の健康に寄与し、血行を促進することで目の健康にも良い影響を与えます。
  5. 定期的な眼科検診眼科医の診察:定期的に眼科を受診し、目の健康状態をチェックします。早期発見と早期対応が重要です。

これらの対策を講じることで、老眼の進行を遅らせたり、症状を軽減したりすることが可能です。


40才未満でも、手元が見えにくいと感じたら、毛様体筋の過緊張やコンタクトレンズ・メガネが合っていない可能性もあります。
適切な視力矯正、および点眼などで症状が改善する場合があります。

ただし、個人差があるため、具体的なアドバイスは眼科医に相談することをおすすめします。

40歳を超えたら1年に1回は定期検診を受け、目の病気がないか診察の上、目にあったコンタクトレンズ、メガネを作成しましょう。

アイフレイル | 日本眼科啓発会議 アイフレイル啓発 公式サイト (eye-frail.jp)
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