「中華鍋を育てる」  スタッフ日記Vol.145

↑5年間育てきた黒光りした中華鍋

ある中華料理人が言いました。「中華鍋は育てるものだ」と。

大きい鉄の中華鍋を激しく振り、強い火力で一気に食材を炒める。

そんな姿に憧れて、5年前に中華鍋を購入したスタッフKです。

純鉄の鍋やフライパンは、購入したらサビ止めの塗膜がしてあるので、空焼きして剥がします。

その後油を引いてクズ野菜などを炒めます。そうすると油がなじみコゲつきにくい鍋ができあがります。

これで準備完了。ようやく使えるようになります。

あとはひたすら調理で使っていけば、油の被膜が何層にもできあがり黒くツヤ光りした重厚な鍋へと成長します。

決して洗剤で洗ってはいけません。せっかくの油の被膜が取れてしまいます。

鉄鍋はすぐに錆びたりメンテナンスが必要だったり、最近はやりのテフロン加工のものと比べると手間はかかりますが、手入れすれば一生使えるので使い込むほどに愛着も湧いてきます。

↑チャーハンもパラパラに仕上がります
↑ホイコーロー・チンジャオロースー・チャーハンの中華三昧

とは言ったものの、毎日中華料理を作っているわけでもないので、私の鍋はまだまだ成長段階の半人前です。

DQ風に言えば…
チャラララ~チャッチャッチャ~♪
「チュウカナベはレベルがあがった!ホイコーローをおぼえた!」
と言ったところでしょうか。レベル35くらい!?

レベル99の中華鍋を目指して、これからも鍋を振り続けます!

(2009.11.9)