産経ニュースサイトより「メークやクレンジング剤の油分がコンタクトを変形させる!?あなたの洗顔は間違っているかも」
2009年9月5日(土)の産経ニュースサイトに、「メークやクレンジング剤の油分がコンタクトを変形させる!?あなたの洗顔は間違っているかも」という記事が掲載されました。
アイメークやクレンジング剤がコンタクトレンズに悪い影響を与えていたことが、近畿大医学部の非常勤講師、月山純子先生の研究で分かりました
この研究は、コンタクトレンズメーカーのチバビジョン(東京都品川区)が協力して実施し、さまざまなメーカーのコンタクトレンズにアイラインやマスカラなどの化粧品を付け、変化を観察したものです。
水や油に強いタイプのマスカラは、乾いてきれいにはがれた一方、油性のクレンジング剤とともに付着させると、汚れ成分がコンタクトレンズの素材の中まで浸透し、汚れが落ちなくなったり、ほとんどのコンタクトレンズが、汚れた油分を吸着すると変形してしまいました。
月山先生は、アイメークをばっちりしている患者さんの多くが「目がゴロゴロする」「コンタクトレンズが汚れる」といった悩みを抱えていたことから、メークとコンタクトの関係に着目しました。
まつげの生え際や、目のふちの粘膜の部分までメークをしている女性のほとんどが、コンタクトレンズにメークの成分が付いてしまい、汚れの原因になっていたといいます。
コンタクトレンズをしたまま洗顔をすると、目の中にクレンジング剤が入り、コンタクトレンズを汚していたことも分かりました。
洗顔する際に目を強く閉じても、顔をごしごしと洗えばクレンジング剤が目に入ることは防げないことから、「汚れが付くと、角膜を傷つける原因になる。クレンジングのときは、絶対にコンタクトレンズを外してほしい」と呼びかけています。
また、メークの落とし方によってもコンタクトの汚れを最小限に抑えることができるといいます。谷口先生によると、メーク落としの手間を惜しんでクレンジング剤でゴシゴシと目の周りを洗ってしまうと、5年、10年後にシワシワになってしまう原因になるという。「目の周りはとてもデリケート。オイルクレンジングでゴシゴシなんてもっての外で、専用のクレンジング剤を使ってコットンで優しく落としましょう」と話しています。