コンタクトレンズは目の角膜(黒目)の表面に乗せて使うので、目への負担はある程度避けられません。これはどんな優れたレンズでも同じです。では、その目について、私たちはどれだけのことを知っているのでしょうか?
眼は光の屈折を利用して下界の物やでき事を映像で取り入れます。角膜や水晶体(レンズ)で光の屈折を調節し、網膜(眼球裏側のスクリーン)に像をクリアに結ぶしくみはよくカメラに例えられます。網膜上に結ばれた精緻な映像が電気信号として視神経を通して脳に送られ、脳がこれを三次元的にに処理・解釈することで、色、明るさ、形状、遠近感、運動を統合した視覚が成立します。ある学説によれば、ヒトの行動や判断に重要な情報の約90%は目から得られるとのことです。
また、目は映像を取り入れるだけではなく、その人の気持ちや心を写し出す窓ともいわれます。目のもつ複雑な表現力は、人と人とのコミュニケーションに大きな役割を果します。
コンタクトレンズは医療用具です。角膜に直接着けるものですから、必ず眼科医の指示に従ってお買い求め下さい。ボシュロム・ジャパン 「よくわかるコンタクトレンズ」より