コンタクトレンズ業界では、女性営業部員が稀少です。なぜ育てていないのでしょうか?

東京医科大学の女性医師抑制のように、女性営業部員の抑制をしているのでしょうか。

コンタクトレンズ業界では女性営業部員の育成が遅れている

我が社のコンタクトレンズメーカーの取引先企業は、大きく分けて国内企業と海外企業になります。

海外企業は1970年代から我が国に進出してきたボシュロムからはじまり、

その後CIBAがとジョンソンエンドジョンソンが参入しJCB体制となりました。

CIBAがアルコンと企業統合したので、3社の頭文字を合わせるとJAB体制になります。

JAB3社には関西では女性の営業部員はいません。関東でも希少のようです。

これまで40年以上外資系企業と取引関係がありますが、JABの3社では、

過去に女性の営業部員が我が社の担当をしたのはCIBAの1例だけでした。

外資系企業なら、女性の営業部員がいても良さそうなものですが、

関西には一人もいないのですから不思議です。

医療機器や製薬メーカーには、女性の営業部員が珍しくはありませんが、

コンタクトレンズにはまだ女性の営業部員が育っていないのに不思議さを感じます。

業界初の女性社長の誕生

クレドを掲げて理念経営を推進するジョンソンエンドジョンソンなら、女性営業部員も沢山いても良さそうですが、関西にはいません。

しかし、さすがジョンソンエンドジョンソンといえることがあります。

女性を社長に抜擢したことです。

海老原育子さんが社長に就任したのでジョンソンエンドジョンソンにも

女性社長に続いて女性営業部員を育成していただきたいと期待します。

 

 

なぜ、女性営業部員が育っていないのか

コンタクトレンズ業界には何故、どうして、女性の営業担当者を育成していなかったのでしょうか?

理由として考えられるのは、いずれの企業でも営業職に女性を採用してこなかったからだと思います。

男女雇用均等法があるので、採用時に女性の応募を制限することはできません。応募した女性を採用するかどうかは、その企業の判断になります。

まずは、女性を営業職に採用して、育成する姿勢を期待したいものです。

女性の医師の場合、東京医科大では医学部医学科の一般入試で女子受験生の合格者数を抑制していたことが明らかになっています。

女性医師が結婚や出産で離職し、系列病院の医師が不足する恐れを考慮した措置だったようです。

企業においても、結婚、出産、育児と女性が営業活動を続けるための障害となることが予想されています。

そのために女性の営業部員の抑制となっているのであれば、変革が必要な時期になっています。

 

メニコンも女性営業部員は皆無

メニコンには30年くらい前に一時、女性の営業担当者が我が社を短期間ですが、担当してくれたことがあります。

現在では、メニコンでも営業部員といえば、ほとんどが男性社員です。

田中英成社長は革新的な経営をされているので、女性の登用を期待したいものです。

シードの研修講師は女性営業担当者

今日の勉強会は、シードとの勉強会です。講師は池田永加さんです。

シードは女性社員が営業部員の中にも育ってきていて、我が社の担当になっ

た方は池田さん以外にもいました。

シードの浦壁昌広社長は女性の営業部員を育成しています。

わが社の女性の担当者は池田さんで二人目です。

 

勉強会では、眼科専門医の協力を得て資料作りの準備から始まっています。

パワーポイントでどんな資料を作るのかは、池田永加さんの腕の見せどころです。

限られた時間に、要領よくシードの主張したいことを織り込むのですから、

事前の打ち合わせが大切です。

パワーポイントに頼りすぎると参加者に要旨が伝わりにくくなります。

出来るだけパワーポイントを簡潔にまとめて、発言の方に力を入れた方が聞

く人の印象に残ります。

池田永加さんのパワーポイントを使っての発表は、この点が充分に出来ていました。

勉強会で発表した場合、講演者が心配するのは、発表の後の質問です。

どんな質問が出てくるのかは、大体のところは予想がついても、

時には考えてもなかったような質問が出ることもあります。

その為には、勉強会のテーマの周辺の部分にまで知識をためていなければ、答えに窮する事があります。

今回の勉強会では、池田永加さんが困るような質問は出ませんでした。

研修を深めるためには、議論を戦わせた方が良いのですが、

質問する方も、事前の知識や深い興味がなければ、なかなか鋭い質問には繋

がりません。

取引先の企業に出向いて、自分で作った資料を使いながら、会社が主張した

いことを要領よく話す事は、やってみると大変なことです。

コンタクトレンズ業界では、女性の営業部員が極めて少ない中で、

今日のように専門職の皆さんを相手に解りやすく、講演出来たことは立派です。

我が社の女性社員も、今日の池田永加さんの事例に接すると、

おおいに刺激になったと思います。

池田永加さんをサポートしているのは、大阪営業所の責任者である中野隆一さんです。

過去であれば、シードの製品説明会や勉強会の時に、取引先に出向いて講演

するのは中野隆一さんでしたが、池田永加さんが育ってきたので、

中野隆一さんは安心して講演を聞いていました。

勉強会で聞いた内容を我が社の社員は対面するお客様に伝える事になります。

10人の人が聞けば、10人の人が全て同じように内容を理解するわけではありません。

充分に理解出来た人も居れば、そうでもない人も居ると思います。

講演者の腕は、出来るだけ全員に、同じように一定レベル以上の水準で理解が得られると成功です。

これまでの事例では、各社の社長に営業担当者を高く評価すると、松葉が褒

めるなら本社で活躍してもらおうと、社長の居る東京本社に転勤する辞令が

多くありました。

褒めると、東京に転勤になるので、優れた社員を神戸に残して欲しいものです。

まとめ

コンタクト業界では長らく男性が営業担当を続けてきています。

東京医科大学の事例のように、女性営業部員を意図的に抑えてきたのであれば、変革の時期です。

女性社長を生んだジョンソンエンドジョンソンこそ、その先頭にたってほしいものです。

シードの浦壁昌広社長は女性であれ、男性であれ仕事ができる人に仕事の機会を与えていて業界の先鞭をつけています。

2018年9月29日(土)

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