地蔵堂 つわものどもが夢の跡 ダイエーの成長の原点は三宮センター街からでした。ダイエーの店舗跡に三宮センター街の繁栄を願って、お地蔵様と布袋様をお祀りする祠が建てられています。

三宮センター街でダイエー、星電社などの時代をリードした量販店がここで育ってきました。

三宮センター街の地蔵盆祭り

毎年7月に入ると、三宮センター街の頭上には、地蔵盆の提灯がアーケードに掲げられます。

地蔵盆の由来は、地蔵菩薩の縁日で、厳密には毎月24日ですが、一般的には、その中で特にお盆にも近い旧暦7月24日のものをいいます。

三宮センター街に御地蔵様が祀られるわけ

ただし、寺院に祀られている地蔵ではなく、道祖神信仰と結びついた「路傍や街角のお地蔵さん」いわゆる「辻地蔵」が対象となっているそうです。

地蔵盆は子供のための行事と思っていました。

ところで、三宮センター街ではお地蔵様はどこにあるのか、センター街を歩いていても、普段知らないで見過ごしてしまう人が多いと思います。

お地蔵様はクレフィの南隣、ZARAの向かいに祀られていました。

注意してみれば、賽銭箱があるので、場所が分かります。

ここは中内功社長のスーパーダイエーの本拠地跡でした

ここは中内功さんがダイエーを神戸で成長させた本拠地でした。

随分前の話ですが、ダイエーが大阪の千林で創業した後、本格的に成長が始まったのは、ここ三宮のお地蔵様があるあたりからでした。

ダイエーの創業者、中内功社長は、この地で店頭に立ってかけ声をあげて、

お客様の呼び込みもしているのを私は見た事があります。

衣料品と電化製品は安く、テレビ、テープレコーダー、洗濯機、冷蔵庫などの家電製品が飛ぶように売れていました。

私はソニーのポータブルテープレコーダーをダイエーの三宮店で買った記憶があります。

当時、中内功社長は、付加価値の高い製品を安く売るディスカウンターとして、神戸では著名な経営者としてして育っていました。

安売りすれば商品供給を止められた時代

ところが、安売りをされると困るのが電機メーカー、化粧品メーカー、製薬メーカー、衣料メーカー、食品メーカー等の商品製造メーカーでした。

ナショナルブランドの松下電器は、ダイエーの安売りに対して商品供給をストップするという激しい戦いになりました。

今なら独占禁止法違反となる行為です。

ダイエーの中内功社長はメーカーから商品供給を止められると、次の策としてダイエーが自ら商品を製造する方法を採りました。

今、中内社長が奮闘したダイエー三宮店舗の跡には、ユニクロ、ZARA、ALOOK、クレフィなどの店舗になっています。

阪神淡路大震災が起きる前、ZARAの土地にはダイエーの店舗がありました。

中内功社長が神戸商科大学の卒業生であったことから、商大の同窓生が集まるサロンもありました。

御地蔵さまと布袋さまに三宮繁盛をお願いして祠を建立

地蔵尊とは地蔵菩薩の尊称です。

仏教の信仰対象である菩薩なのです。

大地が全ての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々を、その無限の大慈悲の心で包み込み、救う所から名付けられたとされています。

日本における民間信仰では道祖神としての性格を持つと共に、「子供の守り神」として信じられており、よく子供が喜ぶお菓子が供えられています。

一般的に、親しみを込めて「お地蔵さん」、「お地蔵様」と呼ばれます。

小さな祠(ほこら)があり、祠の扉に(真言宗系) 「おん かかかび さんまえい そわか」のお経が掲げられていました。

「かかか」は、呵々大笑(カカタイショウ)と同じく喜び笑う声です。

 お地蔵様がありがたいご利益をたくさん授けてくださることを願い、感謝もしつつ唱えましょう、と言うのが呼びかけの主旨のようです。

「びさんまえい」とは、珍しい、不思議なといった意味です。

「おん」は帰依しますという聖語、「そわか」は成就しますようにという聖語です。

 

全体では、「すべての人々が喜悦する不思議霊妙なご利益をお授けくださる

地蔵菩薩へ帰依します。その成就あらしめたまえ」となります。 

三宮繁盛地蔵尊、福徳圓満布袋尊委員会のプレートに刻まれている名前を見ると、建立は昭和52(1977)年3月です。

ありました。建立賛同者の名簿の中にダイエーの名前がありました。

最初の名前は横井信市さんからです。

横井信市さんの事務所だったところは、現在わが社がメガネ店舗に使っています。

横井信市さんは、私はさんプラザ三階でコンタクトレンズ販売を始めるとき、色々と相談相手になってくれた方です。

さんプラザの名前もセンタープラザの名前もありました。

昔から三宮のセンター街を地盤として、神戸でお店を開いている有名なお店の経営者の方のお名前が見受けられました。

 

お祀りしたお蔭で三宮センター街は繁盛が続いています

神戸の三宮センター街を基盤とする経営者の皆さんは、ここに商売繁盛、三宮繁盛を祈って、このお地蔵様と布袋様をお祀りした事が分かりました。

三宮のセンター街は日本でも関西でも、有数の商店街に成長しています。

このようにセンター街が繁盛するようになったのも、先代の皆さんが力を合わせて三宮を盛り上げていくように協力し合った結果だったと思います。

布袋(ほてい)尊は唐末の明州(現在の中国浙江省寧波市)に実在したとされる伝説的な仏僧です。

水墨画の好画題とされ、大きな袋を背負った太鼓腹の僧侶の姿で描かれます。

日本では七福神の一人として信仰されています。

三宮が全国有数の商店街に育っていった結果、現在センター街に面した路面で、店舗を開こうとすれば、その賃貸料は驚くほどの賃料になっています。

賃貸する場合、敷金とか、保証金を借り手が払うことになりますが、最近の噂では、家主が店子から預かった敷金や保証金が返せなくなり、争いになっている事例も何件も起きています。

三宮センター街はこれから夏商戦真っ盛り

7月中旬の土曜日になると、三宮センター街の賑わいは、夏のボーナス商戦が始まり、人通りはうんと増えています。

例年、センター街の何カ所かに、氷柱が立ちます。

氷柱の中には、神戸開港150年のポスターが見えます。

氷柱を見つけて喜ぶのは、子供達です。

氷柱の中に、おもちゃの熱帯魚が入っているので、指で氷を溶かせて、中の熱帯魚を獲得しようとしている子もいました。

三宮センター街の栄枯盛衰は激しく、かつては老舗だったお店も今は消えてしまったお店が沢山あります。

著名なのは、スーパーダイエーや家電量販店の星電社です。

星電社は今、ヤマダ電機に変わっています。

コヤマカメラはドラッグストアに変わっています。

映画館は消えてしまいました。

我が社、さんプラザコンタクトレンズのセンター街店も、センター街に面しています。

近隣のお店は、どんどん替わっていく中で、店舗を、企業を、社名を守り続ける事は大変な事です。

今日はお地蔵様を調べに行ってみると、お地蔵様は子供を守るだけでなく、三宮センター街の繁栄を願って、毎年地蔵祭りをしていることが改めて分かりました。

我が社も繁盛しますように!

我が社もセンター街の繁栄に協力出来る様に、いろいろとお客様が喜ぶような企画をしていきたいと思います。

といっても、メガネ・コンタクト、ケア用品の激戦区なので、お客様の支持を得るためには、より優れた顧客満足経営に努めなければなりません。

2018年7月14日(土)

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